- ● ケニア共和国について
- 【面積】
58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
【人口】
約4,970万人
(以上、外務省データより)【ナイロビ】
ケニア共和国の最大の都市。アフリカ有数の世界都市。
- ● ケニアのコーヒーについて
- 【生産量】
46,100トン (FAO資料より 2016年)
【コーヒー生産国】
世界第21位
【日本の生豆の国別輸入量】
ケニアは775トン、17位(2017年、財務省「通関統計」より)ケニアでは、ロブスタ種も栽培されています。しかし、独特の酸味とボディがあるアラビカ種が主流です。
コーヒー発祥の地ともいわれるエチオピアに隣接しているが、ケニアで栽培が始まったのは19世紀末と比較的新しい。1893年(イギリス植民地時代*1)に初めてもたらされた。1935年に、世界初のコーヒー研究機関である「スコットランド・ラボラトリー」*2の指導で、ブルボンの交配種*3を栽培するようになってから、ケニアコーヒーの味に対する評価は高まった。特にヨーロッパでは最高級豆として高い評価を受けている。赤道直下の山岳地帯で栽培される。ケニアのアラビカ種のコーヒーは、豊かな火山灰質の土壌で1,400m-2,000mの高地で栽培されている。ケニアの気候は、ヨーロッパの夏よりもむしろ涼しいくらいで、真夏でも35℃より上がらず、快適なヨーロッパの春の気温19℃よりも下がらない。年間降雨量は1,000mmで、コーヒーの発育条件には最適な環境にある。その高地は、広大で、山の尾根はなだらか、傾斜は谷になっているが、四季を通じて急流の川が流れる。その火山灰質の赤土は栄養分を十分に含み、水はけの良いもので十分な深さを持つ地層である。ケニアでの、コーヒー栽培面積は16万ヘクタール。1/3がプランテーション(大規模農園)、残り(2/3)ほとんどは、70万人からなる小農家である。年間の生産量は約100万袋。収穫期は年二回。メイン・クロップは11月から3月、サブ・クロップは6月から8月である。完熟豆を手摘みしている。
ケニアでの、コーヒー栽培面積は16万ヘクタール。1/3がプランテーション(大規模農園)、残り(2/3)ほとんどは、70万人からなる小農家である。年間の生産量は約100万袋。収穫期は年二回。メイン・クロップは11月から3月、サブ・クロップは6月から8月である。完熟豆を手摘みしている。
*1=独立は1963年*2=独立後は、コーヒーリサーチ・ファウンデーションという名称。*3=SL28、SL34。参考資料「駐日ケニア大使館ウェブサイト」、「world coffee research ウェブサイト」「コーヒーハンティングノート」 著者・川島良彰、世界文化社、「コーヒー事典」 著者・田口護、学研、「コーヒー検定教本」全日本コーヒー協会公認 発行・全日本コーヒー商工組合連合会【味の特徴】
品質の良いアラビカ種のコーヒー豆。強い酸味が感じられるのが大きな特徴。キレがあり、後味もすっきりしているため、さわやかな印象のコーヒー。乾燥したアプリコットのような甘酸っぱさ、香りが特徴で、他の品種豆との相性も良い。深く焙煎しても、香り、酸味がそこなわれにくいので、中深煎り~深煎りであじわいたい。【コート・ボード・オブ・ケニア】
Coffee Board of Kenya(略称CBK)1934年(独立前に)設立。〔現在は農業省の傘下〕コーヒーの国内外のプロモーション、農家への技術支援、コーヒーの品質向上、ミル(精選所)やパッキング、農園の設備投資の援助、農家からのコーヒー豆の買い取りオークションを実施するなど、ケニアのコーヒー業界発展のために、様々な活動をしている。
※ブレンドはケニア以外の豆も使用しています