・ドリップバックコーヒーが美味しくなる3つの基本 ▼
・ドリップバッグコーヒーのおすすめの淹れ方 ▼
・よくある失敗とその解決方法 ▼
・ドリップバックコーヒーをさらに美味しくするための+αのコツ ▼
・まとめ ▼

ドリップバックコーヒーが美味しくなる3つの基本

→ 温度が高すぎると苦味が強くなり、低すぎると香りが立ちにくくなるため、90〜95℃が理想的です。 沸騰したお湯(約100℃)が約95℃に下がる目安時間は、ポットやケトルに入れたままの場合は約1分ほどです。少し冷ます時間を取るだけで、味わいがぐっと変わるので、ぜひ試してみてください。
●お湯の量は各ドリップバックに記載された容量を守る!
→ お湯が多すぎると薄くなり、少なすぎると苦味が強くなってしまいます。まずは、記載された量を正確に守ることが、美味しさへの第一歩です。コーヒカップの7〜8分目を目安にしましょう。
●蒸らしの工程が香りとコクの決め手!
→ ドリップバックを美味しく淹れるには、蒸らしが一番重要です。お湯を少量注ぎ、30秒ほど蒸らすと、豆の旨みや香りがしっかり引き出されます。お湯を一気にザーと入れてしまうと、味が薄くなってしまうので、蒸らした後、2回~3回に分けてお湯を注ぐようにしましょう。

ドリップバッグコーヒーのおすすめの淹れ方
手順1|カップとお湯の準備
下準備として、あらかじめお湯を注いで温めたカップを用意しておきましょう。(温まったらお湯を捨てて、ドリップバッグをセットします)
ドリップバッグをカップにセットする前のこのひと手間で、コーヒーを淹れたときの温度が下がりにくくなります。
手順2|ドリップバッグへのお湯の注ぎ方
お湯の量が多すぎたり少なすぎたりすると味が濃すぎたり薄くなったりするため、お湯の量はドリップバックに記載されている量を確認しましょう。
お湯を少量注いで30秒ほど蒸らし、その後2~3回に分けて小さな円を描くようにして、ゆっくり注ぐのがコツです。お湯の太さを細めにすることで、ゆっくり抽出することができます。
手順3|最後は「さっと取り出す」
お湯を適量まで注ぎ終えたら、ドリップバッグの粉がお湯を含んで膨らんでいても、完全に抽出し終わるまで待たずに、さっと取り出しましょう。
粉の膨らみが凹み、全て抽出し終わるまで待ったり、味が濃く出ると思って絞ったりすると、えぐみや渋みがでてしまい、逆効果になります。


よくある失敗とその解決方法
●「苦すぎる…」→ お湯の温度を下げて、蒸らし時間を短めにしてみましょう
●「薄すぎる…」→ お湯の量を減らし、蒸らし時間をしっかりとってみましょう
●「香りが弱い…」→ ドリップバックの位置をカップの中央に調整してみましょう


ドリップバックコーヒーをさらに美味しくするための+αのコツ
豆の特徴に合わせたお湯の量を調整する
深煎りなら少なめ、浅煎りならやや多めが◎
飲むシーンに合わせたアレンジもおすすめ
「さっぱりした後味で気分を切り替えたい!」そんなときは、レモンやライムをプラスするのがおすすめ。
✓ レモンコーヒー
→ コーヒーの苦味とレモンの酸味が心地よく調和し、すっきり爽やかな味わいになります。
✓ライムコーヒー
→ 柑橘の香りが立ち、リフレッシュしたいときにぴったりの一杯に。
2. ゆったり過ごすリラックスタイムには「濃厚アレンジ」
「ホッとひと息つきたい」「甘くて濃厚な味が欲しい」というときは、ミルクやシロップを加えるのが◎。
✓ カフェオレ風
→ コーヒーを少し濃いめに淹れて、温めたミルクをたっぷり加えると、まろやかで飲みやすい味に。
✓ キャラメルシロップ+ミルク
→ 甘さとコクが加わり、デザート感覚で楽しめる一杯に変身します。
3. アウトドアやキャンプでは「スパイス&香り」をプラス
✓ ジンジャー+はちみつ
→ 身体が温まり、冷えた朝や夜に心地よく寄り添う一杯に。
✓ オレンジピール+シナモン
→ フルーティーな香りが引き立ち、自然の中でのリラックスタイムに最適です。
4. 来客のおもてなしに「見た目の華やかさ」をプラス
「ちょっと特別な気分を味わいたい」「来客時におしゃれに出したい」なら、トッピングや盛り付けを工夫するのが◎。
✓ ホイップクリーム+チョコソース
→ カフェ気分を自宅で再現。おもてなしの一杯にぴったり。
✓ ドライフルーツを添える
→ おしゃれな見た目で、来客時のおもてなしを演出。

まとめ
①お湯の温度は90〜95℃
② お湯の量は150〜180ml
③ 蒸らしで香りとコクを引き出す
この3つを意識するだけで、いつものドリップバックがワンランク上の本格派に変わります。
忙しい朝やリラックスタイムに、ぜひ自分だけの最高の一杯を淹れてみてください。
この記事を書いた人:ミカド珈琲オンラインストアスタッフ:C.Sさん
・J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級 https://kentei.jcqa.org/
監修:ミカド珈琲スタッフ M.Tさん
・J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター1級 https://kentei.jcqa.org/
・SCJA認定アドバンスド・コーヒーマイスター https://scaj.org/meister/about-meister
・コロンビアFNC認定 マイルドコーヒー鑑定士 https://cafedecolombia.jp/mild-coffee-specialist/