歴史ある高品質コーヒーを徹底比較!ミカドコーヒー、サザコーヒー、スターバックスなど5選

こんにちは。コーヒー会社に勤めておりますと、知人から「どんなコーヒーが美味しいのか、おすすめして欲しい。」と、実にざっくりと質問されます。
そこで、「高品質なコーヒー」「歴史あるブランド」にフォーカスを当て、お伝えします。ぜひ自分に合った美味しいコーヒーを見つけて楽しんでくださいね。

高品質コーヒーとは その定義と魅力

高品質なコーヒーって、ただの飲み物じゃないんです。
厳選された豆、丁寧に育てられた環境、そして絶妙な焙煎がそろって初めて、その魅力が引き出されます。具体的には、こんなポイントが挙げられます。

【豆のこだわり】
アラビカ種をはじめとした、しっかり選び抜かれたコーヒー豆が使われています。栽培や収穫の仕方にも細かなこだわりが詰まっている生豆を使用しています。

【焙煎の丁寧さ】
豆の良さを引き出すために、焙煎もとても丁寧。火加減や時間をしっかり見極めて、香りや風味を最大限に引き出しています。

【味わい】
酸味、甘味、苦味、コク、香りのすべてがバランスよくまとまっているのが特徴です。「これだ!」と思える味わいがそこにあります。

そして何よりの魅力は、一杯のコーヒーに込められたストーリーや産地の個性を楽しめること。豊かな香りやすっきりした後味はもちろん、飲むたびに特別な気分にさせてくれるところが、高品質なコーヒーの良さですよね。

高品質コーヒーの5大ブランドを比べてみた

日本には、個性豊かで魅力的なコーヒーブランドがたくさんあります。
その中でも今回は、「サザコーヒー」「スターバックス」「キーコーヒー」「日東珈琲」「ミカド珈琲」という人気の5大ブランドをご紹介。それぞれの特徴をチェックして、自分に合ったお気に入りを見つける参考にしてくださいね!



①サザコーヒー
創業年:1969年
特徴
産地は中南米やアフリカなど世界各地で、特にアラビカ豆を厳選。焙煎度はミディアムからダークローストで、コクと風味がしっかり楽しめます。
おすすめポイント
自家焙煎にこだわり、いつでもフレッシュな豆の香りが魅力。地元のカフェで美味しいコーヒーを味わえるのも嬉しいですね。
こんな人におすすめ
深い味わいをじっくり楽しみたい方や、自家焙煎ならではの新鮮さを体験したい方にぴったりです。



②スターバックスコーヒー
日本開業年:1996年/ USAシアトル創業年:1971年
特徴
世界中から豆を調達し、ミディアムからダークローストが中心。安定した深みのあるコーヒーを提供しています。
おすすめポイント
季節限定のドリンクや幅広いメニューが楽しめるのが魅力。また、リラックスできるカフェ空間も人気の理由。
こんな人におすすめ
気軽に美味しいコーヒーを楽しみたい方や、友達とカフェでゆったり過ごしたい方に。



③キーコーヒー
創業年:1920年
特徴
南米を中心に高品質な豆を使用。焙煎度はライトからミディアムで、豆の自然な風味を引き出しています。
おすすめポイント
家庭でも手軽に楽しめる品質の高さが魅力。エスプレッソやカフェラテ用の豆も揃っています。
こんな人におすすめ
クセのない飲みやすい味を探している方や、家で毎日美味しいコーヒーを楽しみたい方に。



④日東珈琲
創業年:1911年
特徴
1911年に銀座に開店した「カフェーパウリスタ」。ブラジル政府の支援を受け、日本にブラジルコーヒーを普及させるために設立されました。当時は日本市場にブラジルコーヒーを広める重要な役割を果たしました。戦時中に社名を「日東珈琲」と改められ、喫茶店業務の他、業務用卸売りコーヒー販売も行っています。現在のカフェーパウリスタが再び銀座に出店したのは1970年のことです。
おすすめポイント
ブラジルコーヒーのパイオニア。レトロで落ち着いた雰囲気の店内で、ゆったりとした時間を楽しめる。
こんな人におすすめ
歴史ある喫茶店の雰囲気を味わいたい人。ブラジルのこだわりのコーヒーを楽しみたい人に。



⑤ミカド珈琲
創業年:1948年
特徴
エチオピアやコロンビア、メキシコなど、厳選した豆を使用。ミディアムローストが中心で、バランスの取れた味わいが楽しめます。1975年より、メキシコ・コアテペックのサン・アルフォンス農園と契約栽培を結び、その中でも特に高品質な豆を「(メキシコ)ラ・タサ」と名付け、以後現在に至るまで輸入しています。また、数年に1度、同農園に足を運び、生育状況、味などを確認し、長期にわたり継続的に生産者との取引を行っています。
おすすめポイント
1948年創業のブランド。伝統的な焙煎技術を活かし、日本人好みでバランスのとれた味を追求しています。
こんな人におすすめ
世界各地からの厳選されたコーヒー豆を使用しており、バランスのとれたクリアーな酸味を試したい方に。



まとめ
それぞれのブランドには、豆や焙煎へのこだわりが詰まっています。

ブランド 特徴 おすすめポイント
サザコーヒー 自家焙煎、深い味わい フレッシュな豆の美味しさを堪能したい人に
スターバックス 多彩なメニュー、リラックス空間 気軽にコーヒーとカフェ時間を楽しみたい人に
キーコーヒー 家庭向けの安定した品質 飲みやすいコーヒーを毎日楽しみたい人に
日東珈琲 ブラジル豆を中心としたラインナップ ブラジルのこだわりのコーヒーを探している人に
ミカド珈琲 老舗ならではの伝統的な味わい 繊細な日本人の舌に合うコーヒーを楽しみたい人に

あなたの好みやシーンに合ったブランドを選んで、コーヒーの時間をもっと楽しいものにしてくださいね!

高品質コーヒーの選び方ガイド

こちらにわかりやすくまとめました!
これを参考にして、自分にぴったりのコーヒーを見つけてくださいね。



①豆の産地と特徴を知ろう
コーヒーの味わいは、豆が育った場所によってぜんぜん違います。それぞれの産地には独特の風味があります。

中南米(ブラジル、コロンビア、グァテマラなど)
→ ほどよい酸味としっかりしたコクが特徴。フルーティーさやナッツっぽい香りも感じられます。

アフリカ(エチオピア、ケニアなど)
→ 明るい酸味と華やかな香りが魅力!エチオピアの豆は特にフルーティーでお花みたいな香りがします。

アジア(インドネシア、インドなど)
→ 土っぽい深みのある香りと、スパイシーな味わいが特徴。酸味は少なめで濃厚な味わいです。

まずは、どんな風味が好きなのか考えて、自分の好みに合いそうな産地の豆を選んでみましょう!



②焙煎度を選ぶ
コーヒー豆の焙煎の度合いは、味にすごく影響します。それぞれの焙煎度にはこんな特徴があります。

ライトロースト: 軽い酸味とフルーティーな風味。豆本来の個性がしっかり感じられます。酸味が好きな人におすすめ!
ミディアムロースト: 酸味と苦味のバランスがちょうどいいタイプ。どんな人でも楽しみやすい味わいです。初心者にぴったり!
ダークロースト: 苦味が強めで、チョコレートやカラメルみたいな香りが楽しめます。濃厚な味わいを求める人向け。
酸味が好きか、苦味が好きか、自分の好みを考えながら選んでみましょう!



③挽き方を選ぶ
コーヒーの「挽き方」は、淹れ方に合わせて変えることが大事です。挽き方によって味わいも変わります。

粗挽き: フレンチプレスやコールドブリューに最適。じっくり抽出するのに向いています。
中挽き: ドリップコーヒー向き。いろいろな味がバランスよく楽しめます。
細挽き: エスプレッソやモカポットにおすすめ。短時間でしっかり味が出ます。
さらに、挽きたての豆を使うと香りがぐっと良くなりますよ!



④新鮮な豆を選ぶ
コーヒー豆は時間が経つと風味が落ちるので、新鮮な豆を選ぶことがポイントです。

焙煎日が書いてある豆を選びましょう。
購入後は密閉容器に入れて冷暗所で保存。冷蔵庫は湿気が入りやすいのでNGです。



⑤水質と温度に気をつける
コーヒーはほとんどが水でできているので、水質も大切です。

軟水: 滑らかでまろやかな味に。
硬水: 苦味が強めになります。
お湯の温度は90〜96℃が最適!沸騰したお湯を少し冷ましてから使いましょう。



⑥抽出方法を楽しむ
コーヒーの淹れ方も味に影響します。好きな方法を試してみましょう!

ドリップコーヒー: 手軽で酸味や香りがしっかり楽しめます。
フレンチプレス: コクのある味わいが魅力。
エスプレッソ: 濃厚な苦味が特徴で、カフェラテやカプチーノにもぴったり。



まとめ
自分に合ったコーヒーを探すのは、楽しい冒険のようなものです。いろいろな産地や焙煎度、淹れ方を試して、最高の一杯を見つけてくださいね!

高品質コーヒーを楽しむ方法

高品質なコーヒーを本当に楽しむためには、そのコーヒーが持つ特性を最大限に引き出し、風味や香りをじっくり堪能することが大切です。ここでは、そんなコーヒーをさらに美味しく楽しむための方法を紹介します。



①シンプルにミルクや砂糖を入れずにコーヒーだけを味わう
コーヒーの真の魅力を最も純粋に楽しむ方法は「ブラック」で飲むことです。新鮮な豆を使ったコーヒーは、産地の特性や焙煎の特徴がしっかり感じられます。ブラックで飲むことで、香りや味わい、酸味や苦味のバランスをしっかりと感じ取ることができます。



②ミルクやクリームを加えて贅沢に
高品質なコーヒーは、ミルクやクリームと相性が良いです。特にミルクを加えると、苦味が和らぎ、まろやかでリッチな味わいになります。エスプレッソをベースにしたカフェラテやカプチーノは、コーヒーの魅力を引き出す最高の方法です。

カフェラテ: エスプレッソにスチームミルクを加えたカフェラテは、ミルクの甘みとコーヒーの深い味わいが調和して、とても楽しめます。カフェラテアートも楽しんでみてください!
カプチーノ: ミルクフォームをたっぷり加えたカプチーノは、苦味とミルクの滑らかさが絶妙に絡みます。特にダークローストのコーヒーに合います。
アイスコーヒー: 暑い季節にはアイスコーヒーがぴったり。冷たいミルクやフレーバーシロップを加えて、オリジナルのアレンジを楽しんでください。



③フレーバーシロップやスパイスを活用
フレーバーシロップやスパイスを少し加えることで、コーヒーの味わいが一層ユニークになります。特にシナモンやバニラ、カルダモンなどがコーヒーとよく合います。

シナモン: シナモンを加えると、香りが引き立ち、温かみのある味わいに。特に冬にぴったりです。
バニラシロップ: バニラの甘い香りがコーヒーに加わることで、まろやかでリッチな味わいに。ライトローストやフルーティーな豆と相性が良いです。
カルダモン: アラビア諸国でよく使われるカルダモンを加えると、スパイシーで芳醇な香りが楽しめます。エスプレッソや濃いコーヒーにぴったり。



④フードペアリングでさらに深い楽しみを
コーヒーをフードと一緒に楽しむことで、その味わいが引き立ち、食事との相乗効果を楽しめます。

チョコレート: ダークチョコレートやビターチョコレートとの組み合わせは最高です。コーヒーの苦味とチョコレートの甘さが良いバランスになります。
ケーキやペストリー: フルーツケーキやマフィン、クロワッサンなどの甘いペストリーとコーヒーは絶妙の組み合わせ。酸味のあるコーヒー(エチオピア産やケニア産)と合わせるとフルーツ感が引き立ちます。
ナッツ: アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類は、コーヒーと良い相性です。ナッツの香ばしさとコーヒーの味わいが一体となります。
チーズ: 意外かもしれませんが、チーズとコーヒーの組み合わせも面白いです。ブルーチーズやチェダーなどの強い風味のチーズは、ダークローストやエスプレッソと良く合います。



⑤コーヒーの温度を意識する
コーヒーの温度が風味に大きく影響します。特に高品質なコーヒーでは、その風味を引き出すために最適な温度を意識することが大切です。

ブラックコーヒー: コーヒーは淹れたての熱々の状態が美味しいと思われがちですが、少し冷めると風味が開きます。ブラックコーヒーは60〜70度くらいが最も美味しくなります。
ミルク入りコーヒー: ミルクやクリームを加えるとき、温度が高すぎるとミルクが分離したり、香りが飛んでしまいます。適度に温度を下げると、まろやかな味わいが楽しめます。



⑥コーヒーカクテルで新しい楽しみ方を
コーヒーを使ったカクテルもまた楽しい飲み方です。エスプレッソはカクテルにぴったりで、コーヒーの深みとアルコールがうまく調和します。

アイリッシュコーヒー: ウイスキーを加えたアイリッシュコーヒーは、寒い日にはぴったり。コーヒーの香りとウイスキーの風味が絶妙に組み合わさります。
エスプレッソマティーニ: エスプレッソにウォッカやリキュールを加えたエスプレッソマティーニは、スタイリッシュで大人の楽しみ方です。強いコーヒーの味わいとアルコールが調和します。



⑦自分だけのブレンドを作る
高品質なコーヒー豆を使って、自分だけのブレンドを作るのも楽しみの一つです。異なる産地や焙煎度の豆を混ぜることで、オリジナルの味わいを発見できます。

自家焙煎: 自分で焙煎した豆を使うことで、さらにフレッシュな風味が楽しめます。焙煎度を調整して、あなただけの特別な一杯を作りましょう。



まとめ
高品質なコーヒーを楽しむためには、まずシンプルにブラックでその味わいを堪能し、いろいろな飲み方やペアリングを試しながら、自分にぴったりの楽しみ方を見つけることが大切です。コーヒーの多様な楽しみ方を通じて、その深い味わいと香りを最大限に味わい、日常に豊かなひとときを加えましょう!

「ミカドコーヒー」人気の商品をご紹介

ミカドコーヒーについての歴史と、ミカドコーヒー人気のコーヒー豆 おすすめを3種類選びました。

ミカド珈琲は、1948年東京・日本橋に創業。ミカドコーヒーの焙煎士達が長年にわたり高品質なコーヒーを提供し続け、日本のコーヒー文化の発展に貢献をしています。現在は埼玉県三郷市に自社焙煎工場を持ち、品質の高い豆を厳選し、独自の焙煎技術を駆使して、豊かな味わいのコーヒーを生み出しています。
ミカドコーヒーの歴史についての詳細はコチラ ▶

ミカド珈琲の最大の特徴は、その歴史と信頼性。創業から70年以上にわたり、コーヒーの美味しさを追求し続けています。また、新しい味わいのコーヒー豆や製品を提供し、時代に合わせたラインアップを揃えています。


ミカド レギュラーブレンド

1948年の創業以来続くロングセラーで、大人気のブレンドです。芳醇でふくよかな香りと軽い酸味、あっさりとした苦味が感じられるマイルドで飲みやすいコーヒーです。やわらかな口あたりを堪能して頂けます。日本橋店(東京)のハウスブレンド。

軽井沢セレクション / メキシコ ラ・タサ

深く焙煎し、ソフトな苦味、ほのかな甘味と酸味、甘く香ばしいダークチョコレートのような香りが広がります。 ホットでもアイスでも美味しくお楽しみいただけます。当社が1975年より専属契約を結んでいるメキシコ「サンアルフォンス農園」の中で、標高1,100m以上の限定エリアのみで収穫された高品質のアラビカ豆を使用しています。

軽井沢セレクション / 旧軽通り

1952年(昭和27年)、軽井沢旧道店の開店時に生まれ、皆様にご愛飲いただいているロングセラー商品。上品な香り、コク、酸味とさりげない苦味を感じる贅沢なブレンドです。逸品と呼ぶにふさわしい一杯をどうぞ。


まとめ
ミカド珈琲は、その品質と歴史に裏打ちされた信頼があります。長年親しまれ、様々なコーヒー豆がラインアップされています。どのコーヒー豆も丁寧に焙煎され、フレッシュな味わいを楽しめるため、ぜひ、コーヒーを愛飲する皆様に一度は試していただきたいです。

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この記事を書いた人:ミカド珈琲スタッフ M.Tさん
・J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター1級 https://kentei.jcqa.org/
・SCJA認定アドバンスド・コーヒーマイスター https://scaj.org/meister/about-meister
・コロンビアFNC認定 マイルドコーヒー鑑定士 https://cafedecolombia.jp/mild-coffee-specialist/